「私は祖母を見殺しにした自分を呪う」という女子大生の人生相談に対する回答に涙した

日本人にとって決して忘れることのできない日である3.11の出来事。東日本大震災がまだ終わっていないんだな、という事実というものを改めて考えさせられたことと、それに回答した心療内科の先生の言葉が大きな反響を呼んでいます。

大きな反響となるきっかけは、@gorie666さんが「この回答者の心療内科の先生は 相談者に対しての目線がすごく好ましく感じる この相談者の女の子が今は心おだやかであることを願う」というツイートとともに投稿した読売新聞の人生案内の紙面を撮影した画像。

祖母を置き逃げた自分を呪う

人生相談01

デバイスによっては読みにくいかもしれませんので書き起こししておきますと

大学生の女子。何をしてもあのことばかりを思い出してしまいます。

あの日、私は祖母と一緒に逃げました。
でも祖母は坂道の途中で、「これ以上走れない」と言って座り込みました。

私は祖母を背負おうとしましたが、祖母は頑として私の背中に乗ろうとせず、怒りながら私に「行け、行け」と言いました。

私は祖母に謝りながら一人で逃げました。

祖母は3日後、別れた場所からずっと離れたところで、遺体で発見されました。

気品があって優しい祖母は私の憧れでした。
でもその最期は、体育館で魚市場の魚のように転がされ、人間としての尊厳などどこにもない姿だったのです。

助けられたはずの祖母を見殺しにし、自分だけ逃げてしまった。
そんな自分を一生呪っていきていくしかないのでしょうか。
どうすれば償えますか。

毎日とても苦しくて涙が出ます。助けてください。

心療内科医 海原純子さんお回答

人生相談02

お手紙を読みながら涙が止まらなくなりました。こんなに重い苦しみの中でどんなにつらい毎日かと思うとたまりません。

ただあなたは祖母を見殺しにしたと思っていらっしゃいますが、私にはそうとは思えません。

おばあさまはご自分の意思であなたを一人で行かせたのです。
一緒に逃げたら2人とも助からないかもしれない、でもあなた一人なら絶対に助かる。
そう判断したからこそ、あなたの背中に乗ることを頑として拒絶したのでしょう。

おばあさまは瞬時の判断力をお持ちでした。
その判断力は正しくあなたは生き抜いた。
おばあさまの意思の反映です。

人はどんな姿になろうとも外見で尊厳が損なわれることは決してありません。
たとえ体育館で転がされるように横たわっていても、おばあさまは凛とした誇りを持って生を全うされたと思います。

おばあさまの素晴らしさはあなたの中に受け継がれていることを忘れないでください。

おばあさまが生きていたらかけたい言葉、してあげたいことを、周りに居る人たちにかけたり、してあげたりして下さい。そのようにして生き抜くことが憧れだったおばあさまの心を生かす道に思えます。

この新聞の紙面がいつのものなのかは分かりませんが、心療内科医の先生の言葉が素晴らしいですね。

相談者である女子大生の人が自分を責めることのないという具体的な受け止め方、そしておばあさまの素晴らしさを語り、それを今後の人生に活かすように即す書き方。

自分は当事者ではないので一体どれほどの苦しみだったのか分かりませんが、そのようなことが起こってしまった際には、傷ついた心に寄り添えるような人になりたいな、と素直に思ってしまいました。

もし、アナタが感動されたなら、その感動を周りの人にも伝えてあげてください。

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